吉田国務大臣「そういうことです。」議事録をひっぱってきてたいへん恐縮ですけれども、委員長、こういうわけですね。これ、非常に重要な点なんでして、私は吉田さんの条約が金科玉条であるとかなんとかというつもりもございませんが、私はほんとうに吉田書簡の趣旨等が条約にやはり生きていると思う。
「吉田国務大臣千島列島の件につきましては、外務省としては終戦以来研究いたして、日本の見解は米国政府に早くすでに申入れてあります。」こう申しておられる。この点から考えますと、平和条約に至るまでの経過のうちにおいて、日本とアメリカの間で千島はどこに属するかということについて相当の往復のあったことは、これは推察するにかたくないのであります。このことにつきましては、後段においても吉田総理は言っておる。
○吉田国務大臣 やめる意思はありません。
○吉田国務大臣 諸君またあなたの思惑、推測は御自由であります。しかし
○吉田国務大臣 私は寡聞にして承知いたしません。
○吉田国務大臣 行政機構は、戦前、戦時中及び占領後において、一方においては複雑になり、他方においては中央政府の権力も縮小されたということのために、政府の地方その他における、あるいは行政機関各方面における監督あるいは指導権が十分でないというところに原因があると思います。これは法律の関係もありますものであり手から、簡単にわれわれの希望するようなところに参らぬという困雑も御想像願いたいと思います。
○吉田国務大臣 お答えをいたします。外遊しないかというような話も実はしばしば出るのであります。しかしこれは内外の情勢から外遊を適当とするという見きわめがつかない限りは、参つてもいたし方がありませんから、まあ今のところは未定と申すよりしかたがありません。もし事情が許すならば私が参つて、お話のような点について努力いたしたいと考えております。
○吉田国務大臣 お答えいたします。結集はけつこうであります。ただ無理はいたしたくない。自然の流れに従つて参る、無理なことはいたしたくないと思います。
○吉田国務大臣 政府委員をして答弁いたさせます。 〔発言する者多し〕
○吉田国務大臣 お答えをいたします。公職選筆法の改正に関する調査特別委員会においても、選挙法の抜本的改正をということであります。政府も同意見でありまして、特別委員会の答申を待つて、十分政府もその改正に努力いたしたいと考えます。しさいは主管大臣からお答えいたします。
○吉田国務大臣 私は保守政権云々というようなことは考えておりませんが、いずれにしても政局を安定せしめて、そして政府の政策を最も強力に進行いたすことが、今日の急務であると考えております。そのためにはできるだけのことをいたすつもりであります。
○吉田国務大臣 るる御意見を承りましたが、これは御意見であります。不幸にして私はあなたと御意見を異にいたしております。しかしながら政府は責任を持つて、耐乏予算なり何なりの実行に当る考えでおります。
○吉田国務大臣 お答えいたします。杞憂であります。
○吉田国務大臣 お答えをいたします。私の渡米はまだ決定いたしておりません。行くか行かないかと言われますけれども、それは今後の情勢によります。従つてMSAの問題とは直接何も関係はございません。
○吉田国務大臣 せいぜい御希望に沿いたいと考えますが、これは政治の動きとしていろいろな動きがありますので、そう簡単には参らないと思いますが、なるべく御希望に沿いたいと思います。
○吉田国務大臣 新憲法が提案せられたときにおいては、これは多少進駐軍として思い違いもあつたでありましようし、また時勢の変化ということもあり、たとえば憲法九条にしても、もう戦争はしないのだ、戦争は阻止すべきものだ、日本は平和主義において一貫すべきものであり、一貫することを要望するという、まつたく平和主義の気持から、憲法第九条のごときは提案せられたのでありましよう。
○吉田国務大臣 お答えをいたします。日英の貿易金融会談については、幾多の曲折がありましたために多少時間をとりましたが、要するにイギリス側としては、貿易あるいは輸出入の状態はだんだん改善するに至りましたが、また英国の外貨資金等も非常にふえて来ましたが、それにしても、なおイギリスは戦前において債権国であつたのが、戦後において債務国になつて、相当の債務、負債を負つております。
○吉田国務大臣 そういう問題は、国民の間に盛り上る精神から出て来れば最もいいのではないかと思います。政府として、今のような運動を起すことがいいかどうかについてはなお考慮いたしますが、ただいまのところは、今ただちに越すという考えは持つておりません。
○吉田国務大臣 言つたならば取消します。
○吉田国務大臣 担当大臣をして答弁いたさせます。
○吉田国務大臣 そんなことはわかりません。
○吉田国務大臣 触れておりません。
○吉田国務大臣 主管大臣からお答えいたさせます。 〔「総理大臣から」「そんなばかなことはない」と呼び、その他発言する者多し〕